THE THIRD PLACE R (ザ サード プレイス アール)

成約済
売却中成約済

Shichirigahama 01

七里ヶ浜

中古物件

美術館に住む感覚で
非日常体験を

Shichirigahama 01の外観画像
特徴
鎌倉の海と昭和感漂う江ノ電の情緒を楽しむ別荘。コンクリートの壁と分厚いガラスで外界の音を遮断しつつ、リビングから微かに聞こえる江ノ電のガタンゴトンが風情を感じさせます!

富裕層・アッパーマス層が二拠点居住をする時代です。都心に第一の拠点を構えつつ、鎌倉に第二の拠点を持ちませんか?
ただ、利用頻度が多くない第二の拠点を放置している時間帯は無駄ですよね?
→ 貸別荘にして利益を得るのが有効な手段です!(バケーションレンタルの運営会社に運営一式委託できる準備をしてあります)

概要
所在地
神奈川県鎌倉市七里ガ浜
構造/階数
RC/2階建て
敷地面積
約100坪
延床面積
約188㎡

エリア情報

近隣店舗・施設
● R1
モアナマカイ珊瑚礁(カレー)
● R2
bills 七里ヶ浜(オージーレストラン)
● R3
リストランテAO 逗子マリーナ(イタリア料理)
● R4
鎌倉 Cocon(イタリア料理)
● R5
Latteria BeBè Kamakura(イタリア料理)
■ S1
Rainbow Bakery(パン)
■ S2
鈴木屋酒店(自然派ワイン)
■ S3
セブン-イレブン(コンビニ)
■ S4
西友(スーパー)
■ S5
ココカラファイン(ドラッグストア)
◆ A1
七里ヶ浜(サーフィン)
◆ A2
新江ノ島水族館(水族館)
◆ A3
稲村ヶ崎温泉(日帰り温泉)
◆ A4
鎌倉カントリークラブ(ゴルフ)
◆ A5
葉山マリーナ(マリーナ)
アクセス情報
アクセス情報
東京駅 〜 現地 約60km
約1時間10分(首都高〜国道1号)
電車
約1時間30分(JR東海道線〜江ノ島電鉄線)
最寄り駅:七里ヶ浜駅

滞在イメージ

朝の面ツルを楽しむサーファーを横目に、まだ少し眠い目をこすりながら、Dark Arts Coffeeで購入した深煎りのコーヒー豆を挽き、ゆっくり、ゆっくりお湯を落としながらドリップする。

ガタンゴトンとぼんやり聞こえる江ノ電が通る音が、やっとの思いで押しやった眠気を連れ戻そうとするが、ガラス製のサーバーから湯気とともに立ち昇るビターな香りがベッドの記憶を遠ざけてくれる。

「丸みがあるけど、丸すぎないところが好き。それから、少しぼてっとした飲み口が、あなたの唇そっくりなところも」と言ってナナミがこの別荘に持ち込んだ、Bodumの白いマグカップ2つにコーヒーを注ぐ。後から起きてきたネグリジェ姿の彼女にその1つを手渡すと、そのまま一緒にエレベーターで屋上に上がった。

Dark Arts Coffeeの店内の写真

Dark Arts Coffeeの店内

色の濃い青空の下、すでに三浦半島の上に昇っている太陽を一緒に見ながら、両手で包んだコーヒーをひと口飲み、少し冷気を含むようになってきた海風に身体をあずける。

すると、もやが晴れるように頭の中がクリアになっていき、それがスマホのアラームで強制的に起こされる日々とはまったく異なる心地良さとなるのだ。

まだ人通りがほとんどない海岸沿いの湘南道路を見て、今が平日の朝であることを思い出す。同時に、冷蔵庫の中が空でスクランブルエッグさえ作れず、パンすらないことも思い出した。

そうだ、朝食は久々にbillsも悪くない。この時間なら空いているだろう。自分はサーモンとアボカドが乗ったプレートとトーストがいいな、でもナナミは飽きずにまたパンケーキを頼むのかな、なんて考えながら朝日に照らされた彼女の横顔を見る。

可愛らしさの中に凛とした雰囲気をまとわせる、すっと通った鼻筋が何度見ても好きだ。

そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、彼女は沖で波待ちをしているサーファーを数えるかのように、まっすぐ海を見続けている。僕も朝日に照らされた海を眺めながら、今日の予定を考えてみる。

billsでのんびり朝食をとった後は、鎌倉の緑の中を自転車を走らせ、しっかりお腹を空かせてから、Coconへランチに行こう。秋のメニューが始まるのを見計らって、予約を入れておいたのだ。

帰りは少し遠回りして、逗子のお店を回ってディナー用の食材を調達したいけれど、ナナミに「たくさん買い込むんだから、戻ってから車で行きましょ」って言われそうだ。せめて鈴木屋酒店に寄ってワインを買いたい。そこの店員さんと話しながらワインを選ぶのが好きな彼女のことだから、きっとそれはOKしてくれるはず。

そんなことを考えながらもう一度彼女を見ると、丸すぎない白いマグカップを持った細い腕を、もう片方の手でさすっている。

僕は「ちょっとコーヒーを持ってて」と頼んで下に行き、昨晩からリビングに置きっぱなしのトートバッグの中からセーターをひっぱり出して屋上に戻り、そのセーターを彼女の肩にそっと掛けてあげた。まだ日中は25℃を超える日が続いているが、朝晩はすっかり秋を感じさせるようになってきた。まだ早いかと思ったけれど、東京から冬服を少し持ってきて正解だった。

そう言えば、彼女がこの七里ヶ浜の別荘の初訪も、今日のような夏が過ぎ去った日の屋上から始まったことを思い出す……。

billsのフレッシュオージーブレックファストの写真

billsのフレッシュオージーブレックファスト

鎌倉Coconの店構えの写真

鎌倉 Coconの店構え

鈴木屋酒店の店内とワインの写真

鈴木屋酒店の店内とワイン

ナナミが初めて来たときは夕暮れ時で、玄関のドアを開けてあげると、すすっとパンプスを脱いで2〜3歩進んでから不意に振り返り、ふわりと広がったワンピースの裾を軽く押さえながら「夕日が見たいの。屋上に案内してくれる?」と言って僕の手を引くのだった。ドアが開けっ放しのベッドルームを横目にエレベーターで屋上に上がり、ナナミはプールの脇に立ったまま、右手に見える江の島の奥に夕日が沈んでいくのを静かに見守った。低い雲の間から漏れ出ていたオレンジ色の光が消えたのを確認してから一緒に2階まで降りていき、リビングの大きな窓の前に立つ彼女の後ろ姿から「夕暮れの空が紫色に染まるのなんて、すっかり忘れていたわ」とつぶやいたのが聞こえた。それからナナミはおもむろに室内を見回し、8人掛けのダイニングテーブルの周りを楽しそうに一歩一歩大股で一周してから、「お友だちとパーティーができるわね。誰を呼ぶ?」なんて僕の顔をのぞみこみながら言ったかと思うと、急に階段で1階まで駆け下り、寝室の窓から竹を見つけると、「春にタケノコを取って、メンマパーティーでもしようかしら?」と、いたずらっぽく笑いながら話していたのだった。

その時の無邪気でキラキラした瞳は、今も隣で輝いている。

物件概要

Shichirigahama01の外観正面の写真

外観正面

Shichirigahama01の屋上のスカイプールの写真

屋上のスカイプール

Shichirigahama01の2階のリビングの写真

2階のリビング

Shichirigahama01の2階のキッチン〜ダイニングの写真

2階のキッチン〜ダイニング

Shichirigahama01の1階の寝室の写真

1階の寝室

Shichirigahama01の2階のバスルームの写真

2階のバスルーム

詳細情報
所在地
神奈川県鎌倉市七里ガ浜
価格
Ask
土地権利
所有権
現状
空家(リフォーム中)
取引態様
仲介
備考
第2種風致地区、建築基準法第22条区域
敷地面積
約100坪
指定建蔽率
40%
指定容積率
80%
延床面積
約188㎡
構造/階数
RC/2階建て
新築年代
2022年